
2つの目の神器となるのが、「褒めちぎる教習所です」。一般的に教習所は叱られる場所だというイメージがありますが、南部自動車学校は、一歩、足を踏み入れると満面の笑みで褒められます。私たちが免許を取った時は、車を運転したくてしょうがない、つまり、技能教習も面白くて仕方がないという人が殆どでしたが、最近は、若者の車離れが進み、就職のため、しょうがなく取るという人が多くなりました。
どうすれば、運転、つまり教習を楽しく受けてもらえるかと考えて、辿り着いた手法が「褒めて伸ばす」でした。きっかけは、2つありました。代表が東京の修業時代に教えてもらったことで、人を伸ばすには褒めることが大事ということ、2つ目が40周年の社員旅行でハワイに行った時の水上スキーのインストラクターの褒めちぎる教え方に大変感動したことでした。また、2012年に褒めるが人を伸ばすということが初めて世界で科学的に証明されたと発表がありました。
次は、日本経済新聞の内容です。「人間は、運動トレーニング中に他人からほめられると運動技能が高まるということが、自然科学研究機構 生理学研究所の定藤規弘教授や名古屋工業大学の田中悟志・テニュアトラック准教授、東京大学先端科学技術研究センターの渡邊克巳准教授などの研究チームによって証明されました。この研究結果は、右利きの男女に“キーボードを速く打ってもらって、それを披露する”といった実験を行ってわかりました。自分が評価者から褒められたグループは、次の日に覚えたことを思いだして再度指を動かしてもらうときに、他のグループに比べて、より“上手”に指運動ができることが明らかになったのです。これについて定藤教授は、「“ほめられる”ということは、脳にとっては金銭的報酬にも匹敵する社会的報酬であると言えます。運動トレーニングをした後、この社会的報酬を得ることによって、運動技能の取得をより“上手”に促すことを科学的に証明できました。“ほめて伸ばす”という標語に科学的妥当性を提示するもので、教育やリハビリテーションにおいて、より簡便で効果的な“ほめ”の方略につながる可能性があります」と話しています。」
しかし、日本人は褒めるのは照れくさい、恥ずかしいというのがあり、褒めることが一般的に苦手です。私たち、社員も例外ではありませんでした。まずは、慣れが大切と、昨年の朝礼から毎日褒めるロープレを実施し、褒めるということへの心のハードルを外していきました。また、社団法人褒める達人協会理事長の西村貴好氏との出会いがあり、更に褒めるスキルを向上させました。社員全員がほめる達人3級を取得しました。
そして、万全の準備を経て2013年の2月から褒めちぎる教習を開始しましたが、卒業アンケートにも褒められて嬉しかったという声が多く出るようになってきました。また、褒めることはお互いの価値を認めることに繋がり社員間の関係、会社内の雰囲気も非常に良くなりました。この褒める効果は予想以上に大きな効果があったのでした。
2013年8月に南部自動車学校は社団法人褒める達人協会三重県支部となりました。今までは、東京、名古屋、大阪などの大都市でしか受講できなかったほめ達3級が南部自動車学校で受講することが出来るようになります。一般の方に褒める文化を広めていく気持ちでいます。また、南部自動車学校の付加価値として、入校生には、無料でこの褒める達人検定3級を受講してもらうことができます。伊勢市では、免許を取ってそのまま就職する人も多いのですが、社会に入ると人間関係で悩む人も多いのです。褒めることは人間関係を良くする潤滑油となります。また、大学に行く人が一番効果を発揮するのが、世界観を広げるための人脈作りです。その人脈作りにも褒めることは大きな効果を発揮するはずです。
この褒めちぎる教習はメディアからも注目され、FM愛知、東海テレビ、日本経済新聞、三重テレビ、ITVにも取り上げられ、全国から注目されつつあります。
ナンブの強みは、ほめちぎる教習・サービスです。
全社員がほめる達人3級を持っており、一歩踏み入れると満面の笑みで褒めちぎられます。「褒めて伸ばす」が基本コンセプトの自動車学校なんです!